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作品名:ORKの口伝 作者:出雲一寸

第4回   4
この文章は全てフィクションです
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「オレヴァホ・ラフ・クノダイスキーの
口伝4」

これは私が
日本の友人
陽羽雷太(ヨウハ ライタ)
の事業相談に乗り
考えた物であるが
思い返してみればあんまりな対応だったなと
後から反省した出来事である

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SAY(桜 あたりめ 酔っ払い)
観光事業案
要するに
お花見をしてもらい
酒とつまみの売り上げで
地域の活性化を図るための計画案である

なにも桜だけに限らず
植樹する木の種類を変えて
FAY(藤 当たり目 よっぱらい)
KAY(コスモス 当たり目 よっぱらい)
MAY(モミジ 当たり目 よっぱらい)
などに応用できるであろう

注意点としては
酔っ払いに木を折られないかどうかである
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簡単な話
なにもアイデアが思い浮かばなかったのだ
では何故
こんな普通のお花見計画案で
雷太が帰ってくれたのか?
酒好きの彼が家に訪ねてきた途端
しこたま呑んでいただいて
タクシーでホテルまで送り返したのだ
私はトンズラこいてしばし雲隠れ
二週間ほどで帰ると
彼からの激怒メールがわんさか届いていた

だがしかし
後日お詫びに
ワインとスコッチを箱で送ると
逆に手書きで礼状が届いた

心の広い友人は何者にも勝る
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この文章は全てフィクションです


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