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作品名:ORKの口伝 作者:出雲一寸

第36回   オニダルマヤスデ
この文章は全てフィクションです
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「オレヴァホ・ラフ・クノダイスキーの口伝58」

オニダルマヤスデ

主に動物の死体を食料とする
大型のヤスデである
平均で20cm程あり
確認された最大値は35cm
この大きさになるとなれた研究者でも
恐れおののくという

(食事中の方はこの先注意)
名前の由来はトグロの巻かたから
頭を中心として巾広の円錐状に巻あがる
その姿からダルマを連想したのか
この名が付けられた

実物を見るとどう頑張っても
ダルマには見えない
これは私の私見だが
このヤスデを見た人の9割の人が
こう思うのでは無いだろうか
マ○ウ○コと・・・
この名前を付けた方はかなり無理をして
この名前にしたような気がしてならないのである
私が名付け親ならばきっと
マ○○ソヤスデと名付けたと思う
一度こう思うともう止まらない
トホホ

名前の中のダルマに付いては以上であるが
ではオニの名はどこから来たのか
それは毒の強さである
体を形作る体節全てから分泌する毒は
誤って口に入れた動物の感覚器官を麻痺させ
粘膜からの出血を引き起こし
その日のうちに死亡させてしまう
かなり危険な毒の持ち主である
ただ
この分泌物は身に危険が迫ったときしか分泌されず
毒蛇のように獲物を狩るための物では無い為
近寄らなければ危険はない
運悪くこの毒で死んでしまった動物は
食べられてしまうのではあるが

このヤスデはさすがに食べることは出来ない
頭に付いている感覚器官
全てを犠牲にしてまで食べる度胸は
私には無いのである
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この文章は全てフィクションです


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