この文章は全てフィクションです ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「オレヴァホ・ラフ・クノダイスキーの口伝52」
ナシツブテナガザル
テナガザルの一種で 全身を灰白色の毛皮で覆われている
生息地は東アジア全域に及ぶが 生息域への人類の進出に伴い 現在は十箇所前後の小規模コミュニティを 残すのみとなった 保護種である
全身の灰白色の毛皮の中で お尻の回りだけに茶色い粒粒の模様があり 梨の果皮の模様に見立てられて この名が付けられることとなった 発見された当初は 尻回りの毛皮に糞がこびり付いているだけと 思われていたが 観察を重ねる内に毛皮の模様であることが 判明した
性格は穏便で 果物を主食とするが 敵と思われる生物が近付くと 堅い木の実や小石を投げて威嚇する この行動から 「なしのつぶて」の諺が生まれたとする説があり 一部で論争になっているそうである ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー この文章は全てフィクションです
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