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作品名:ORKの口伝 作者:出雲一寸

第25回   ヤマブキレンゲ
この文章は全てフィクションです
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「オレヴァホ・ラフ・クノダイスキーの口伝47」

ヤマブキレンゲ

レンゲといえば通常薄紫〜紫色だが
このレンゲは目にもまぶしい山吹色である

このレンゲの特徴は
根粒菌による窒素固定量が
通常のレンゲの3〜5倍になることである
この性質を利用して
新規開墾地へ種を撒き
堆肥などと並行利用した肥沃な土づくりに
活躍している
また
荒廃した畑地・水田の再生の際にも
利用される

ただ残念な事に
今現在利用されている畑や水田では
使いどころが難しいようである

一
窒素固定までに掛かる時間が長い為
(通常のレンゲのおよそ二倍)
待っている間の土地利用が出来ないこと
二
土の冨栄養化に伴う病害虫の多量発生
稲作では刈り入れ前の倒伏の多発など
三
上記二の理由を元にした
無農薬有機栽培や自然農法での利用困難性
よしんば利用したとしても
収益の安定化は難しい

今のところ
上記三項目が現行農地での利用が避けられる
主な理由である
現在農業に利用するのであれば
通常のレンゲの方が使い勝手が良い様である

ちなみに
花も葉っぱも根っこも食べても美味しくは無い
が
花びらを根元から引き抜いて
その根元を吸うと
甘い蜜を味わうことが出来る
山吹色の園で吸う蜜の味は格別である
蜜を吸うときは蜜蜂に注意するのが
肝要である
うっかり蜜蜂ごと吸うと
唇明太子である
経験者談
である
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この文章は全てフィクションです


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