この文章は全てフィクションです ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「オレヴァホ・ラフ・クノダイスキーの口伝46」
Ganseblume blau ガンスブルーメ ブラオ
北欧の草原地帯に自生する 青い雛菊 花の部分は食用とされる
宿根性で花だけを摘み捕れば 毎年その場で咲くため 大変手軽に手に入る 野性のエディブルフラワーである
味はタンパクだが やはり花であるため香りが良く サラダの香り付けに大変好まれる だが青色という寒色の為 大量に盛りつけると食欲減退効果が 表れる人も中にはいるため 注意が必要とされる
この花を採集するときに 最も注意すべき事は 花の色形が瓜ふたつの Ganseblume Gift(ガンスブルーメ ギフト)が 必ず一緒に生えているのである こちらは毒草である 毒といっても 突然倒れて病院行きになるほど強毒ではなく 下痢・嘔吐・それに伴う疲労が主な症状である 上記の症状も幼児が食べたときの事例で 大人の場合はさらに軽く済む
注意すれば見分けるのは簡単である ブラオの葉は根元から直立しているのに対し ギフトの根元の葉は ロゼッタ型に展開しているのである これは どんなに密生していようとも同じである
私も出先でこの花の群生地を見つけたが それは見事なものであった 空が足元から生えている様で その日は一日中ふわふわして過ごしたのである
でも結局 サラダにして食べたのである ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー この文章は全てフィクションです
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