その三日間後、莉菜は不倫していた、例の社長さんと早々と別れたと連絡してきた。
それを伝えた、電話口の莉菜の話声はやや涙声に聞こえた。
そして昨日、初めて莉菜の部屋に招待された。僕は莉菜が飼ってるミニチュアダックスフントのポルタとも直ぐに仲良くなった。
確かにまあ最初は警戒されて威嚇されたけれど。
その夜、僕らは初めて肌を重ね合った。
まるで映画のラブシーンのように、僕らはお互いの体を確かめあった。
莉菜の細く小さな体が揺れるたび、莉菜の吐息と声は激しさをます。
僕は時を忘れ、何度も何度も果てながら、愛し合うことを繰り返した。まるでそれは過ぎ去った時間を取り戻すように。
お陰で今日の僕はすごく寝不足で、須藤さんに怒られる目にあったのだけれど…
そんな事なんて、なんともないくらい僕は幸せな時間を過ごした。
幼い頃からの想いが溶け合って二人が愛し合うことの喜びを確かめあったんだ。
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