茫然自失。
家にいても、仕事中も、突然叫びだしたくなります。
あの人たちには、手も足も出ない。
やってみなくては判らないじゃないか・・・
そんな気さえ起こってきませんでした。
少林寺拳法で習い覚えた技術ではとても無理。
空手を始めたとしても結果は同じ。
圧倒的な体力差に飲み込まれていました。
極心空手の世界大会を見ても、優勝するのは大男ばかり。
体力、腕力に恵まれないものは『弱い?』
強さに憧れてきた男にとって耐えられない現実でした。
いや、体力勝負だから「勝てない!」
やっぱり「発勁」や「化勁」のある中国拳法しかないんだ!!!
私は確信しました。
と同時に、絶望的な気持ちに襲われました。
中国拳法は確かにやってきた。
けれど、攻防一体の修行は終(つい)ぞ一度も学ばなかった。
太極拳にしろ、形意拳にしろ、「套路」を持つ拳法はその実践活用法を優れた師から学ばなくてはただの健康体操に過ぎない。
当時はパソコンもなければDVDもない。
ビデオだって怪しいもの。
ましてや中国拳法のビデオなんてマニアックな物がこんな片田舎で手に入るだろうかなんて考えもしなかった。
当然、道場、教室も皆無。
私は無残に打ち砕かれた思い上がった自信と、明日の見えない絶望感で、毎日背を丸めトボトボ歩いていました。
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第3章を模索中
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