9 連鎖する はまぼうの花 盛り上がり 大学時代の友達らとの再会を終え、北海道から戻った頃、博多でもここ津屋崎でも山笠の季節を迎えていた。有志が丹精込め列を成すまでに育てたはまぼうの黄色の花が小豆色のおしべめしべを鮮やかに見せようともしていた。 日中友好協会玄界灘支部や諸々の送別会があった。私は年金者組合福津支部の開く忘暑会にも参加した。中国行きを目前にして地域の人とのお別れ会の気持でもあった。 この会で二胡を弾いた。準備していたようには弾けなかった。力量がなく厚かましいことは承知だった。三味線を指導する岡に、練習をして二年後には一緒に弾き、聴いて貰える弾き手になっていたい、と希望も伝えた。 私は、退職し年金受給者になって四年目、この全国年金者組合に加入したのだ。 10年以上も前、7月の「博多山笠」と並ぶ行事、5月の「博多どんたく」で「年金者組合」の旗を掲げたどんたく隊を見たのだが、この時は、「年金者組合」と言う名前自体が自分には関係ない団体に映っていた。 ところが、かつて衆議院議員として活躍していた尊敬する諌山博が、どんたく特有のしゃもじを叩いてその先頭にいるのを発見し、この団体を記憶に留めることにもなっていた。 忘暑会でも、「暑中お見舞い状」として自己紹介を兼ねたビラをつくり皆に配った。 併せて『年金者支部ニュース』への投稿要請を感謝し、自分の気持を書いて渡した。 連鎖する はまぼうの花 盛り上がり
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