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作品名:フツウの顔の中国 U(2010年) 作者:あるが  まま

第9回   9 小さな農村の春節
9 小さな農村の春節 

ひょんなことから、福建省泉州市永春県・坑仔口鎮の除夜と正月を味わうことになった。
除夜の花火は、その友人の家の屋上で家族の人と見物した。この田舎の小さな町のしかもその家の120度開いた屋上からだけの分でも、花火の数は半端でなかった。0時前後の20分間が特に盛んなのだが、その間は1秒間に10発は上ったろう。少な目にに見ても1分間に500発だ。20分間だと1万発を超える数を数える。
友人のお父さんも控え目だが、7連発を10数本と大き目の10連発を目の前で打ち上げてくれた。
花火の盛りが過ぎると、映画『赤壁(RED CLIFF)』で日本人に知らしめた「孔明灯」が闇夜に光を放った。各人の自作品も多いらしいが、4,5分間で消えて行くのは燃料などの関係だと友人は説明した。知らないと巨大な星の光に見える。
 この「孔明灯」は、中国の地域によっては全く上げない所もあると言うから中国人でも知らない人は知らないらしい。
それもこれも、料理も含め度肝抜く春節祝いの中国の伝統を垣間見せて貰った。


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