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作品名:フツウの顔の中国 U(2010年) 作者:あるが  まま

第8回   8 採用される条件
8 採用される条件  

「就活」なんて言葉が生み出されるほどのそれまでと異なる状況が日本にはあるのだろう。
中国とて違いはない。世界全体の「経済危機」が作られているからだ。
我が江蘇牧院の三年生は期末考査を終えれば早々と本格的な就職活動に入る。
日本語科の学生は日本企業への入社を望む者が多い。が簡単ではない。
個人的感覚でしかないが、ここの学生に限らず日本企業が求める中国人学生と現実の学生の実態とに乖離があるのではないか。
少なからぬ学生の功利主義、近視眼的見方には、経営者ならずとも違和感を覚える。
その同じ就職活動を私も頑張った。
模擬授業試験も受けた。二年前日本の日本語学校では「就活」に失敗したこともあるだけに緊張していた。今回は日本語学校と異なり、日本語の出来る学生が対象だったからよかった。「精読」の講義だったのだが、内容を読みつつ併せて作文力をつける方法を試みて、一応の評価を受けた。嬉しかった。


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