16 南京訪問 虐殺記念館など
福岡から先輩の伊藤さんが南京に来たとの報を受け、すぐ出かけた。伊藤さんは日本で会っていた時よりはるかに元気で安心した。酒も飲んだ。 一緒に改築の虐殺記念館にも行った。 それ以前の「虐殺記念館」が手作り的とすれば、全面改築に近い今回のは大型機械作りの装いだ。見学無料の措置も含め、国家のこの記念館に対する強い意思を感じる。 一方で一中国人学生の「暗い音楽が一寸」などの声も聞いた。日本の小団体の献花にも出会った。 9年前当時の虐殺記念館でインタビューに応えた内容の一部が、「shijinhongjie石津宏介」で検索すれば、中国のネット上で今も見られるから驚き。 あの当時「国際平和ミュージアム」等への改名が南京で話題になっていたことも思い出す。 前の記念館のメッセージ「過去が未来の師」を今も受け継いでいるが、「教訓を活かして生きる」と今はより積極的に明示している。壁面の末尾近くで「国家が弱かったから侵された」を些か複雑な気持で読んだ。
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