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作品名:フツウの顔の中国 作者:あるが  まま

第1回   1 江蘇省泰州市
<1>「江蘇省泰州に来て」
福岡を発ち2時間弱で上海着。東京より近い。上海浦東空港に「江蘇畜牧獣医職業技術学院」の迎えの車が待っていた。長かった渋滞を抜けるや高速道路を猛スピードで走って、4時間。泰州に着いた。
二年振りの中国生活がまた始まる。ここ学校辺はだだっ広い感じ。我が部屋は2.5LDK、この地に相応しいのか兎に角広い。ハルビン師範大学以上。夏場のごろ寝だと十数人は泊れる。買物は不便。我が宿舎から外に出るには、当面日本語教員の車に頼る他ない。
5ヶ月の短期契約だから大物は買いたくない。だが、バスもタクシーも”大学村”辺は少なさそう。中国人教員Zサンの電動車は2200元とか。それが活動的にしている。私の携帯も決まった。スカイプも可。今から始まる交わりの楽しみが膨らむ。

<2>「中国と日本の距離」
外国人への中国政府の修業ビザ交付は難しくなって来ていると言う。年齢がそうさせただけではなく、今回「大学卒業証書」はともかく「日本語教員受講修了証」の提出も求められた。書類送付に時間を要するはずだったが、学校は国際電話をかけるよう要求した。それで確かに事務処理が少し進んだ。
この間、別の発見をした。私の日本での携帯は外国使用は不可なので日本からの電話は繋がる訳がない。なのに、ある人からの電話を受けて話すことができた。また携帯メールだと姪とも通じたからびっくり。また、経験済みで驚くことでなかったが、スカイプですぐ間近に孫の声が聞けた。距離の近さが諸々そうさせているのだろう。


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