今までたくさんの不思議な夢を見てきた沙和 いったい何があったというのだろう いったいどんな意味があったというのだろう 特別なことなど何も無い ごく普通のどこにでもいる普通の女性 あなたのようでもあり わたしのようでもある
たくさんの夢はたくさんの旅物語 時間を超え見てきた世界は 歴史の歯車の中ではほんのささいな点のような風景
それでも沙和は体感した 擬似体験といえども体感した 夢からさめてもそれは憶えている
自立 差別 恋愛 戦争 生き方 どれも間近でそれを見て 沙和なりの感性で解釈してきた
静かに そして確かに沙和の心に刷り込まれていった 何故?
誰にでもある事なのか そうかもしれない 形は違っても耳にしたり目にしたり本当に経験したり それが単に「夢」だっただけなのかもしれない
沙和…沙和… ほら呼んでる あなたを呼んでる この物語のもうひとりの主人公が…
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