「驟雨」
あなたの言葉で朝
を呼んでください
星のない夜が続く
雨音も止まなくて
全て手探りのまま
先は見えなくても
行き着くところを
命はわかっていて
歩みは止まらない
白い朝に在りたい
葉の上に光る雫を
今一度目に映して
冷たい空気を吸い
身体に満たしたい
あなたの言葉で朝
を呼んでください
* * *
「未知」
これまでいた場所
これまでみてきた光景
もう自分の時間ではなくなってゆく
そう感じる
新しいこと思いつかないけど
少し先へ
思い出を過去に残して
少し先へ
歩を進めよう
まだ何もない未来へと
(0150427)
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