「Hope, and reality」
宝物を集めながら
人は生きるのだと思う
そう願いたい
いつか辛さとか薄まり
楽しかったことや
誇りとなることだけが
脳裏に浮かび
感謝の内に目を閉じる
そう在りたい
憎しみや怒りは
自分をも壊していく
否応なしに
粉々になる前に
止めたい
そう忘れてしまいたい
* * *
「mirror symmetry」
たとえば明日消えても 今仰ぐ この青い空は 続き 今立つ この丘には 変わらず風が渡る
蕾を膨らます桜木の 枝の下をくぐり 遠く開ける視界を
目に焼き付ける光景 肌に触れた感触 耳に残る音響
たとえば明日消えても 記憶されているのでしょうか 映してきたものたちに
歩んだ道
頬をすぎる風
親しんだ樹木
あの月の光
この風の音
君の瞳
(0160318/30)
|
|