ぼんやりと視界の外に心を置く
＊ ＊ ＊
「夢そして」
形にしてゆこう
ここには何もないけど
形にしてゆこう
少しずつ姿を現すように
小さな泡のうちに
弾けてもしまうけど
諦めることなく
紛うことなく
形にしてゆこう
「anchoring」
今ここに こうして
意識は 停泊してるよう
錨をおろした 船のように
水面に映る 揺らめく 影を探り
頭上を 飛び越えて行く 鳥に焦れ
「憧憬」
街は 色のない秋
曇りの日は 灰色に沈む
せめてもの 差し色
いつも 青い空に憧れる
＊ ＊ ＊
ぼんやりと心の外に視界が広がる
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