君のウタを聴いてみたい
『風の吹く星』
風が吹く その光景は 美しくて
なびく髪 膨らむスカート 波打つ樹々
空を渡る雲 きらめく星々
その先へと 歩いて行ける気がする
ありもしない答えを 探し続け
何を問うていたかは 忘れてしまった
風が吹き 巻かれるままに
その先へと 歩いて行ける気がした
辿り着いた場所に 待つものがなくても
生きてきた足跡は 残り
* * *
心にある それは哀しみではなく 憤りなのだと思う でも それをどこかにぶつけることは 新たな哀しみを 生むかもしれない だから やり場もなく ただ時が過ぎるのを待つ
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