聴こえる 鳥たちは歌っている
たとえ形を変えても命の続くことを…
『wing field』
帰ろう あの空(そら)へ
鳥が舞う あの空へ
呼んでいるのか
風の音が聞こえる
物語に結末を与えよう
記憶を超え飛び立とう
羽は風を切る
羽は空(くう)を切る
閉じた時空を開き
還ろう あの宙(そら)へ
鳥が舞う あの宙へ
* * *
生きるという、ただ、その温かさに満ちた。
* * *
『acoustic』
休日の朝 煙る雨に眠る街 静かな空気 アスファルトに散った木の葉 薫る緑 時を仰ぐ 軒の雨音は レコードのノイズのよう 懐かしい耳心地 思い出を巡る
思い出を持つのは 自分だけではない テーブルの上の小物たちも それぞれの物語を持っている いくつもの背景が その奥にみえてくる そのものの素材のふるさとはどこか そして それをデザインした人 形にした人 売手と いくつもの手を経て ここに在るんだ
当たり前のことだけど ふだん思いもしないこと 静かな時間には 感じる 物語に耳を傾ける
* * *
お話しは、つづきます…
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