知性は生きようとする命の結晶
『理知』
目に映るものが全てでないことを。
忘れないでいてください。
綴られる言葉の行間に沈む想いのように。
限られた時間の中で人は何のために在るのだろう。
時代が変わっても心は繰り返し。
街の中を歩く時も列車に揺れる時も想いは溢れ。
ウインドウに映る自分にふと目を止める。
だけど心は映っていない。
でもこの星はあらゆる想いに包まれている。
行き交う人々のどこかに潜む人々の。
想いがたとえば粒子となるのなら。
そこに次の時代が現れるのではないだろうか。
小さな星ビー玉みたい。
指につまんで陽に透かしてみる。
想いが詰まっている青い輝きとなって。
限られた時間の中に人は何のために在るのだろう。
忘れないでいてください。
目に映るものが全てでないことを。
* * *
人は誰しも殺されてはいけない
|
|