言葉のつづら折り 行ったり来たりする心の 描く
* * *
『遠望』
春の嵐は 砂のつぶてで視界を塞ぐよう
暖かさが増しても ココロには何か足りない
ほんとうはね 雪が降るような 寒い季節が好き
人の温もりに 愛しさを感じるから
重ね着が 寂しいココロまで隠してくれる そんな気がするから
樹々の枯れた枝が 天に突き刺さるよう
その裸の枝には 春を待つ木の芽があって 命を感じるよ
ああ ココロを研ぎ澄ます 冷たい青空を想う
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音楽だけが残って行く 歌っていた人の顔を忘れたよ 名前も消えて行った でも音楽がここに残っているの たぶん 私が生きている間は その音楽は鳴り続ける 心を震わす 音源となって 鼓動とともに鳴り続ける
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