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作品名:
繋ぎあわせる物語
作者:
鳴瀬羽迦
第49回
9番目の月
夜のしじま 膨らむ音楽
感動のうちに キミの名前を呼んだ
『9番目の月』
秋の気配が風に混ざり始めたけど
それでも真昼は容赦のない陽射し
こんなにも もの凄い暑さで いつか人類は
夜行性に戻るのではないかしら
真昼の直射日光はいやおうなしに肌を刺す
炎天下を歩き回ること もう 限界だよ
この暑き真昼には 部屋を暗くして眠りたい
月明かりの晩がやってくるまで
夜に生きよう 月とともに
* * *
声は届かなくても 空よ
水溜まりに映して その響きを
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