空を仰ぐと 夏雲ぷかり
ツクツクボウシ 鳴き出した
「新風」
慣れない場所に 戸惑っている 私よ 忘れないで
駒となっても 忘れないで 敢えて変り者でいよう
「Heroine*」
暮れてゆく空を 水先案内する上弦の月。
枝豆とビール アンニュイな曲*。
疲れているけど 幸せな一日の終わり。
「Energie Port」
霧笛が響きカモメが飛んでいる
今日は大型の客船が桟橋につけている
赤レンガ前では夏祭りの準備
蜃気楼あがるアスファルトに風が渡る
かつての活気を彷彿するオブジェとなった線路
ここに来ると人の力を感じる
「天空」
空を ふと観上げるとね
幻日が現れていたり 彩雲をみつけたりするの
さっきまでの俯き気分を忘れてしまうよ
空よ ありがとう
都会でも ささやかな気象光学のショー
地上とは違うステージは
天空からの贈り物のようで
* * *
夕暮れが来る前のはちみつ色の雲が好き
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