雷雨が過ぎ去り また夏空が現れて
『an image』
映像は見栄えする部分しか映さなかったり綺麗に編集されている
そう解り切っているのに人は憧れてしまうもの その映る世界に
思い出もいつか美化されていくのかな 目を閉じたくなる今をも
フレームの外側を他人事のように忘れられれば 少し楽になれる
太陽が眩しい 真夏の真昼 アスファルトの照り返し 目眩する
今朝TVで流れていたBGMがリフレインする 映像の世界みたい
ほんとうは情熱なんてないの 生まれた日からココロは冷めてる
何ものにも触れずに見つめていればよかったスクリーンのように
どうして手を伸ばしてしまったのかな ココロというのは苦しい
どうして触れてしまったのかな 体温はいやおうなしに醒ますよ
現実は過酷 その反動で夢を追う 繰り返し繰り返し 夢を追う
* * *
そろそろツクツクボウシの鳴くころかな
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