北東の窓に頬杖ついて 流れ星ひと粒 みつけた
* * *
『理性』
恒久平和のためのツールはない。
私たちは艱難辛苦の大宇宙の海原にあり
明日をも知れぬ小さな惑星上に暮らしているのだ。
平和という言動自体が誰かのための
生き甲斐ツールなのだ。
もしくは哀しいことではあるけど
私腹を肥やすものの戦略となっている。
この世には避けられない自然災害があり
思わぬ突発事故もある。
不治の病への罹患も誰にでも起ることなのだ。
何を持って平和というのだろう。
ひとりも余すことなく平等に暮らし健康に恵まれることか
争いがないこと災害がないことか
憎しみがないこと悲しみがないことか
長寿を全うし子孫を持つことか
さすれば平和は遠い火を見るような幻影だ。
死は誰にでも訪れる。
それがこの世に生まれたということなのだ。
庶民も国王も条件は同じ
昆虫も動物も生をうけたものはみんな同じ。
でも途方に暮れることはやめよう。
命が求めることを考えてみよう。
幸い私たちには考える力がある。
人類が培ってきた理性が。
人として生まれた
その人生を自分として謳歌しよう。
人として生まれた
その個々の尊厳を守りあおう。
自身の心を持とう。
誰かの刷り込みではない
自身の心を持とう。
* * *
『NO NUKES』
電力が足りないとか足りるとかはさておいても。
原子力にはもっと根本的に解決できていない課題がある。
その課題を持ったまま原子力発電所が建設されてきた。
福島原発の事故は原子力問題が抱えるさまざまな課題を
全国民の知るところとした。
なぜ日本は、その原子力発電に力を注いできたのだろう。
そして私は聞きのがしているところがある
ここまで原子力発電の建設を推進してきた政治家たちは誰なのか。
参考のため言い訳を聞いてみたい。
* * *
人と現れて
青い空をみる
透る水に触れる
風を感じる
深く呼吸をする
鼓動を打つ
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