20代から中高年のための小説投稿 & レビューコミュニティ
 ようこそゲストさん トップページへ ご利用方法 Q&A 操作マニュアル パスワードを忘れた
 ■ 目次へ

作品名:繋ぎあわせる物語 作者:鳴瀬羽迦

第41回   Dry Sake






  キミために燃料を焼べ続ける その作用






* * *






『Dry Sake』





さまざまな想いが 渾然とある

詩は一変二変と 表情を変える

幸せすぎた日々の ラブソング

読み返したら お腹いっぱいで

さらにデザートを追加した気分

私には不似合いで必要ない 詞

ココロを殺ぎ落とした 意識を

澄まして 言葉を選りすぐるの

エッジを利かせて 真に迫って

魂の振動を 呼び覚ますために

安穏の内に閉じ込められている

魂の振動を 呼び醒ますために






* * *






『所感』





人の願いは 共通だと思う 個性を通すと 表現は違って聞こえるけど

でも感情が消えた時 願いの炎も消えてしまう それは絶望の向こう側
 
そこは既に死の世界 感情というのはとても大切な作用 生きるために

人は時々 自尊心を守るために 辛い感情を 消してしまうときもある

一歩間違えれば喜楽の感情さえ失って そして 深海の潜水艇の潜望鏡

そこから世界を見ているような異様な感覚 自分が誰だか解らなくなる 

絶望を感じたら そこには まだ希望があるのだと思う 自分としての

感情が消えていないのだから 人は倒れ伏しても 地の底に手をついて

立ち上がることができる さらに強きココロで 感情を燃やして生きる






* * *






   命はいつも生きたいと言っている…









← 前の回  次の回 → ■ 目次

■ 20代から中高年のための小説投稿 & レビューコミュニティ トップページ
アクセス: 21397