空を感じていたい、いついつまでも風に吹かれて。
『目眩』
50億年前あなたは何者でしたか? 150億年前は?
生活の中、近視眼的になりそうになると 夢の入口で誰かがそう問うの。
へんてこな感覚。 目眩がする。
私という場はずっと、ここで、この時空を構成する一部らしい。
全ては何も余すことなく欠くことなきもの ともに時空を構成している。
過去は消えていないの。 過去も含めて宇と宙は構成されている。 過去、それは私たちの目からは見えなくなってゆくけど。 未来、それは私たちの意識には捕らえられないけど。
すべてはもとから、ひとつの完成形。
命は数珠つなぎに連続し、繰り返す、のではなく… 100%の自己があるとしたら、この私という場に現れたのは、 そのうちの0.1%、そんな感じ。
個体でいるから妙に思うかもしれないけど、 100%を球体に例えたら、そこから突出したほんの一点が今の自分。
100%の自己は、ひとつの完成形の宇宙に満ちている。(あくまで例え) そして吸い寄せられたり、取り込まれたり、もしかしたら自ら飛び込んで、 時々、この不思議な空間の窓が開かれる。
真実はなにもない、でも全てが真実になりうる。
* * *
生きることで知るすべてを抱えてここまでおいで…
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