少しの憂うつ 晴れた空を 探しにゆこうか…
『日光浴』
陽溜まりに部屋中の
ポットの植物たちを並べて
いっしょに座っていたら
自分まで草になった気持ち
穏やかな温もり
穏やかな時
生を紡いでいる
人の世界はせわしないね
心までせわしなくなったり
自分の目線
自分のスピード
いつのまにか忘れてる
巷の流れに巻き込まれて
合わせようとすれば
その流れを加速するばかり
いそがしく動き回っても
本来の生きる意味とは
かけ離れてるみたい
もっとゆっくり暮らそうか
* * *
夢へと続く子守歌 いつまでも耳を傾けていたいけど 人はいつしか目覚める 自らの意志へと 大地に歩を進め行こう 放り出されたような淋しさも 朝の陽に拭われる
* * *
朝の光がやわらかい
雨上がりの美味しい空気
風の癒し手
空に包まれている
誰も何も拒まれることなく
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