バラバラの様にみえてひとつなるもの それが世界
関係ないようであって 同じ時代を生きる 不思議
* * *
『幻想リアリズム』
地の底から響くようなエネルギー
心を押し上げて行く 地上へ 空へ 宙へと
光の粒子が舞う 今 目を開いた その歌声に
月光 再び導いてくれるのか
この行く先で待つものは 誰もが同じ
異なるのは 歩み方 感じ方 それだけ
私は 私のココロを生きる 明け渡しはしない
月光 迷う夜には導いて欲しい
この世界の迷宮を 月明かり頼りに歩む
たとえ 怖れても 震えても ありのまま
私は 私のココロを生きる 刷り込まれたりしない
月光 あの日の闇を思い出す
問い掛けた 何度も何度も 虚空に
光をも吸い込む地上の闇と
星の光を射る夜空の透明なる闇と
行くべきココロの その未知を
手を伸ばした 宙に 彼方の天の川へと
* * *
地球は覚えていてくれるかな
地面に影を落とした一人の人間を
真昼の太陽の陽の元に
真夜中の電燈の灯りの下に
ひとりの影はくっきりと地面に映っていた
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