幸せな人は涙を落とす__ 過酷の中にあるときは落とす涙すら忘れている__ あなたの目はどちらにありますか__
* * *
『discord』
あなたには理不尽な 私の存在
わかっているよ
でも なんて簡単な言葉で 突き放そうとしたの
思いのほか 悲しくはないけど
でも 少し猶予を
ひとつ屋根の下 背中合わせで
同じ夢を 育てることできなかった
それぞれの思いが膨らんで 屋根が重たくなった
支えあうこと できなくなるほどに
軽くなりたいという あなたの願い
複雑な思いが まざるけど
最後のプレゼント 渡すために
散らばったココロをひとつにまとめたい
その時間をください
愛しく思いあうばかりは ほんとうの愛ではなく
いつか 変わってしまう 想い
どこか恐れていて なんども誓いをたてた
あなたが愛しく思ったのは 見目形ですか
それは保てるものでは ないよ
私はあなたを利用しただけ なのですか
ひとりよがりな夢の ために
ココロを 伺い知ることはなかった
ココロに 気づいたとき
あなたが私に向けた思いは 敵意だった
でも この苦しみも わたしが育てたものなの
最初から 互いに幻をみていたのかな
出逢わなければ よかったと 涙もにじんだり
今 思っても仕方のないこと
ともに過ごしたすべては否定できない
形となって ここにある
この道も この景色も
誰かがすでに通り みつめたもの
繰り返し 繰り返し
誰かが通り 噛みしめた想い
だから もうよいじゃない
それでも 心は一人ひとり違うものだから
踏みしめる足の裏に感じる地面の感触も
目に映る空の色も 味わいは
その度に 変わるものなのだろうから
こうして繰り返すのかな
あなたが 私から 解放されるようにと
ココロはそちらを 向き始めたみたい
* * *
少し 眠りたい… ね……
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