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作品名:繋ぎあわせる物語 作者:鳴瀬羽迦

第10回   a lifeline






  風景が変わっても変わっても、そこにいる変わらない自分 

             姿が変わっても変わっても、そこにある変わらない心






『a lifeline』





曲げることできないココロは 鋼の剣のようで 

この身体をつらぬく 胸が痛むよ 

涙のしずくで 錆びて朽ちるまで 終わらない。




それでも 悪人になりきれなくて

へたな同情が きっとココロをダメにする

疲れたよ 眠りたい 眠りたい。




幸せなはずの友達が言った 

朝が来るのがこわいって

一日の始まりが 重いって

なぜ? 壊れることをおそれているの。




私は夕方の寂しさに狂いそうになるよ

きっと不幸だから 人を不幸にしているから

日よ暮れないでください。




人間ってさびしいもの 人間ってかなしいもの

そうなの? ココロはいつも霧にまようけど

キミの笑顔を失いたくなくて それを命綱とする。






* * *






過ぎた時間の中に まだ憧れるものみつけて ぼんやりしてる

忘れたらいけない 自分の時間に暮らすことを 意識して強く

それでも あの子と同じ時間に生きるあなたが羨ましくなるの 

もっとも大切な たましいだから 命わけた たましいだから






* * *






  詩を通して  言葉を超え  音楽になり  物語となり















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