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作品名:詩集 the first half of '11 作者:鳴瀬羽迦

第1回   さなぎ/my dear
さなぎ




生きることで知るありったけ
腕の中に受け止めた そして
この器の中で羽化の準備が始まる



人は皆そうなの

きっと さなぎ 創造の



見て 聞いて 自分として感じたこと
次は 新しいなにかとなって あなたから生まれる



人は皆そうなの

きっと さなぎ 未来の



一挙手一投足が起こす微風
触れた大気の感触は世界に伝わるのでしょう



地球を包むアトモスフィア
おなじ毛布の中に包まっているの命は



人は皆そうなの

きっと さなぎ 惑星人の



星が見えていても見えていなくても
おなじ夢を見ているのでしょう



生きることで知るありったけ
胸の中にしまった そして
この器の中で羽化の準備が始まる





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my dear




いつもどこかに あなたを みつける


それは ふと耳にした 音楽の歌詞の一遍であったり


小さな 小さな生き物に 姿を借りていたり


風の中にも 雲の形と成って


空から落ちてくる 最初の雨粒であったり


いつもわたしに 感動を 分けてくれる


姿はなくても 共に生きていることを 教えてくれる





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