20代から中高年のための小説投稿 & レビューコミュニティ
 ようこそゲストさん トップページへ ご利用方法 Q&A 操作マニュアル パスワードを忘れた
 ■ 目次へ

作品名:静夜想詞 作者:鳴瀬羽迦

第20回   ダメダメでも
ダメダメでも





ダメダメな自分を楽しんでみる。


だけど、どうしてダメダメだと思うのだろう?


世間一般の常識や流れ、リズムの中で
幸福そうに見えるものと自分を照らし合わせて、そう思えるのかな?


自分の状況が世間の常識や流れや、リズムから外れているから?


世間の常識や流れ、リズムに合わせることができたら
それが良くできた自分ということで幸せなのかな?


世間の常識や流れ、リズムに合わせようと努力しちゃってる?


世間とのバランスは大切だけど、自己を包み隠したり
押し殺したりしてまで合わせる、その努力は返って
この社会の何も変わらない、という状態を助長してたりもするみたいだ。


何も変わらない中で上手くやろうなんて、どこか醜い。


時にはダメダメな自分を楽しんでみよう。


嫌いなものや苦手なものがあってもよいと思うの。


時にはダメダメな自分を楽しんでみよう。


許せる心のあることにも気づく。


時間の薬は心の傷さえ尊い思い出に変えてゆくよ。


どうして急いで癒さなくては、なんて焦るのだろう?


ダメダメな自分を楽しんでみよう。


生きること、生きてきたこと、生きてゆくこと愛おしくなる。


あれ?


ダメダメな自分はどっちだ?






No.090214


← 前の回  次の回 → ■ 目次

■ 20代から中高年のための小説投稿 & レビューコミュニティ トップページ
アクセス: 36