えいじんぐ
何気なく過ごすことができた
そんな時間はとうに昔のこと
希望の歌を今聴くのはつらい
もう高くに望むことはなくて
今はひとつひとつの出来事を
胸に刻み味わいながら歩みつ
思い出の質感が増し行く日々
この場所を訪れるのも最後か
君と過ごす時間ももう僅かか
そんな想いが過り胸にしみる
人生の年の瀬にようやく知る
取り戻せない日々の煌めきを
その中を生きてきた目映さを
_________________________________ 家路
夕焼けに取り残された東向きの丘はなんだか寂しく。
家々も木々も赤々と輝く対岸の丘を眩しくみつめる。
影すら薄れ行く坂道をトボトボトポトポ登るのです。
上空には白い月が雲間に見えたり溶けたり輝きまし。
人生ってなんだろうなと哲学的にもなる買い物帰り。
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