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作品名:幻想詩歌 作者:鳴瀬羽迦

第8回   Satellite Moon / gaia
Satellite Moon


   君はボクを見ていたの


   あの空の向こうに


   君は空を見ていたの


   ボクを透かして


   悲しい歌はこんな夜に生まれる


   なぜひとり


   目を覚ましたのか


   惑わされないで幻惑の空に


   信じないで甘い言葉囁く真昼の風を


   月明かりの扉を開いて


   ボクらは行く






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gaia



   この星に生まれて

   同じ時代を見る一瞬の永遠

   心映す 月の光に焦がれ



   思い出す



   雨は涙 風は囁き

   あなたが波の音を聞くとき

   私の鼓動を感じて欲しい



   雑踏のしたうずくまる私を

   みつけて欲しい



   乾いた街で冷たくなる心

   癒して欲しい



   気づいている



   闇に浮かぶ蒼くほのかに輝く星を

   胸に抱き 人は生きる





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