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作品名:幻想詩歌 作者:鳴瀬羽迦

第7回   puzzle / night-dew
puzzle


   なぜ 行くんだろう

   なぜ 行かなければいけないの



   どこまでも 遠く

   どこまでも 走って



   ねえ 聴こえる

   ねえ 振り向いてはいけないの



   いつまでも 消えない 

   いつまでも みつからない




   そう 叫ぶよ

   そう 振り向けないの



   どうしたら 消える

   どうしたら みつかる






__________________________________
night-dew


   ある夜


   僕は森の中にいた


   闇に包まって


   僕の身体は見えなくなる


   天空を見上げたら


   星々がすぐ傍にいた


   僕はここに存在しているんだね


   そっと問い掛けた


   夜気はとても冷たく凍みる


   だけど僕の胸は


   なんだかとても温くなった


   ポロポロ涙がこぼれる


   ポロポロ涙がこぼれた




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