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作品名:幻想詩歌 作者:鳴瀬羽迦

第5回   Space walk / feel
Space walk


   真っ暗な闇の淵に ぽつんと座っていたら


   星を呼ぶおまじない 誰かが呟いた


   宇宙中のスクリーンに 映し出される銀河


   惹き寄せられるように ボクは宙に浮かんだよ


   行きたいところは何処って 誰かが囁いた


   ふわふわ揺れながら時空を泳いで あの銀河を巡る


   まばゆい光の渦を 心にいっぱい詰め込みたい


   真っ暗だったボクの宇宙は ほんの少し明るくなってきたみたい






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feel



   優しい色に包まれて

   風を感じる

   近づく君の足音

   どこからともなく聞こえる




   空を見上げる私

   青くどこまでもすき透る空を




   これは夢だね

   抱きしめて欲しい

   その腕(かいな)でこの意識を

   夢が覚めないように




   心地よい草原に一人たたずむ

   小川のせせらぎの向こう

   聞こえてくる弦の音




   地を這う朝もやが空に吸い込まれ

   密やかに見えてくる君の姿




   夢から覚めずにいたい…   

   この夢の中に眠りたい…





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