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作品名:詩抄 IV 作者:鳴瀬羽迦

第7回   銀夕/ろっくんろーる



  銀夕




風と雨に我らは謳う


時の翳りに悲しみを


時の煌めきに喜びを


風と雲に我らは描く


辿りし古来の残像を


願う未来の行く先を


風と土に我らは眠る


誰しも大地となりて


誰しも風に委なりて




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  ろっくんろーる




かわらの 石ころは


ひとつひとつ いろんな顔をしている


だけどみんな 岩から生まれた 石ころ


ころがりかたは みんな違うかもしれないけど


ながされて 削られて まぁるくなってゆく


それぞれのかたち 楽しいよ


そして 海につくころは 砂になって


たどりゆく じかんは違うかもしれないけど


たどりつく その先はいっしょ







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