輝き
氷河期の あの凍える時を 過ぎて
地中に 眠る種が 呼吸を始めるように
殻を割る 双葉は 二翼のごとく
柔らかく解れる 繭玉に 包まる心
そっと開いて 羽を伸ばすように 空を仰ぐ
心根は 大地に染みわたり
待っていた瞬間の 眩しさは 放たれる
心から 大地から すべての命から
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
ゆらぎ
緑の木々が 風に揺れ
地球の歌を 歌っている
心を澄まして 委なって
風を感じる ひととき
天空を 渡る雲の
大航海に ついて行こう
雨の ひと滴となって
大地に 染み込み
河の起源と 現れようか
大自然の ゆらぎ
その優しさに 命を預け
時に その厳しさを凌ぎ
みんな 生きている
この 惑星のうえ
|
|