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作品名:詩抄 III 作者:鳴瀬羽迦

第9回   宇宙の涙/銀河
     
     
     
     宇宙の涙
     
     
     
     宇宙は涙の色 透かして
     
     星の輝き 映した
     
     遠くなる景色 ぼんやりと
     
     ここから 眺めてた
     
     またいつか 思い出して
     
     謡に 口遊み
     
     虚空に 綴るだろう
     
     心の底にいまは 眠らせて
     
     ただそっと 眠らせて
     
     窓を 開け放つ
     
     宇宙は銀河を 抱いていた


     


     -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
     
     
     
     銀河




     渦巻く 銀河の
     
     腕に 抱かれている
     
     太陽の小さなコロニー
     
     この星の すみか
     
     この星を すみかにする
     
     たくさんの いのち
     
     銀河に 煌めく
     
     鏤められた 星は
     
     いのちの 軌跡のように
     
     渦巻く 遥かなる天空に 眩く







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