願 無限や永遠という その感覚を知りたくて 宇宙に想い馳せ でもいつしか有限の身を持って 始めて知るのだと思った 計り知れなき世界のこと その計り知れなき世界すら とても小さく感じるときもある まるで胸の内にあるように 時間に縛られるなんて言うけど 時間には縛られていない なぜなら時は私たちが紡ぎだしているのだろう この身体に閉じ込められていると思ったこともある でも閉じ込められているのではない 此処に私たちはそれぞれに窓を開いて生きている 扉は心にある それは鍵すらついていない その向こうにあるもの その向こうにあるものは -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 想 肌を滑り 吹き抜けてゆく風は 地上に立つ私を 浮き彫りにするかのよう 大気に溶け込み 私たちは この惑星(ほし)の全てと ともにあるのに 時々 ひとりの身体は 孤独で心を包み込むのです 風がそうするように この身は魂の仮住まいと聴いても 私たちは生まれてくる前を知らず 死の先を知らない たとえ転生を信じたとしても その繰り返す者が何者なのか知り得ない (少なくとも それは今の私の意識ではないと思うから) その不案内を誰かが分離と呼ぶのを聞きました なぜ そのような仕組みがあるのでしょう 孤独 それは心の声無き声なのでしょうか 此処に思い出せない 何かを呼ぶ 孤独 それはあなたの声無き声なのでしょうか 目に映らずとも 途切れていないことを知らせる 此処にいるより遥かに永らえる 知り得ない 私からの
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