20代から中高年のための小説投稿 & レビューコミュニティ
 ようこそゲストさん トップページへ ご利用方法 Q&A 操作マニュアル パスワードを忘れた
 ■ 目次へ

作品名:詩抄 II 作者:鳴瀬羽迦

第1回   atural 〜天然なる日々〜/アンテナ
     
     
     
     natural 〜天然なる日々〜
     
     
     
     
     笑おう
     お腹がよじれるくらい
     涙が出るほど
     
     きみのジョークが
     可笑しくて
     可笑しくて
     
     仰ぐ空は青くて
     ハリエンジュは黄緑で
     風に揺れて
     風に揺れて
     
     
     
     
     
     -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
     
     
     
     アンテナ
     
     
     
     
     空にそびえている
     
     淋しくないのかな
     
     眺めはさぞかし よさそうだけど
     
     風にふるえている
     
     飛び交う電波に口を挟むこともなく

     黙々と働いている
     
     鳥が時々やってきて羽を休める
     
     背の高い木々の姿も少なくなった町での
     
     君のもう一つのお仕事だね
     
     
     
     


次の回 → ■ 目次

■ 20代から中高年のための小説投稿 & レビューコミュニティ トップページ
アクセス: 2559