20代から中高年のための小説投稿 & レビューコミュニティ
 ようこそゲストさん トップページへ ご利用方法 Q&A 操作マニュアル パスワードを忘れた
 ■ 目次へ

作品名:詩抄 I 作者:鳴瀬羽迦

第7回   一対/眩
     
     
     
     一対
     
     
     
     
     詩う私は影。
     陽なたは苦手。
     
     笑う私は陽。
     影を落とす。
     
     傾くとき、長く引き摺り。
     身に添うとき、高く在る。
     
     詩う。
     笑う。
     
     詩うから笑え。
     笑えたら詩を終い。
     
     繰り返し。
     交互に。
     織られて。
     
     影と陽。
     陽と影。
     
     創られてゆく。
     私のかたち。
     
     
     
     
     _______________________________



     眩
     
     
     
      
     眩しい光は
     
     すべてを照らすようでいて
     
     真昼の光が
     
     宇宙への視界を遮るように
     
     見えなくしてしまうものもあるんだね
     
     眩しさに目を奪われることなく
     
     深く見つめたい
     
     自分の心で
     
     
     
     
     


← 前の回  次の回 → ■ 目次

■ 20代から中高年のための小説投稿 & レビューコミュニティ トップページ
アクセス: 3101