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作品名:
詩抄 I
作者:
鳴瀬羽迦
第7回
一対/眩
一対
詩う私は影。
陽なたは苦手。
笑う私は陽。
影を落とす。
傾くとき、長く引き摺り。
身に添うとき、高く在る。
詩う。
笑う。
詩うから笑え。
笑えたら詩を終い。
繰り返し。
交互に。
織られて。
影と陽。
陽と影。
創られてゆく。
私のかたち。
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眩
眩しい光は
すべてを照らすようでいて
真昼の光が
宇宙への視界を遮るように
見えなくしてしまうものもあるんだね
眩しさに目を奪われることなく
深く見つめたい
自分の心で
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