時の作用 時間はときには 優しい ゆるやかに 傷をうめてゆく 一歩ずつ 遠くなる昨日に 時の薬は 浸透してゆくようで 一滴ずつ 遠くなる記憶に 今へと繋がる 道しるべみたいに この一点から 膨らむ想いを 沈めた 忘れそうな日々にさえ 届かせ 優しく 包(くる)んで くれるようで _______________________________ 虚々実々 疑いだしたら切りがない 成るようにしかならない流れに身を置くのだから その中で自分を忘れないことの大切さ 自分として全てを感じることの大切さ どんな立ち場にいても肝心なことは 顕在している今の自らの命で感じること 自身の心を持つこと 惑わされない心を そう歴史に残るような偉業をとげることすら ほんとうは重要ではないんだ 人生は始めから終わりまで この意識にとっては試行錯誤の闘い 確かなことは 生まれたことと死ぬこと そして命は叫んでいる 生まれたからには生きるのだ!
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