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作品名:月影想詩 作者:鳴瀬羽迦

第4回   幼き日の夢/未来から
     
     
     
     幼き日の夢
     
     
     
     
     月 その光に
     魅せられて
     
     蒼白い炎 身に纏う
     儚げな 横顔を追った
     
     幼き日の
     祈りは 今も
     
     命は なんて細いラインで
     繋がれているのだろう
     
     途切れないよう 手繰り寄せ
     この岸に運ばれて
     
     朧げな光のなか
     柔らかな翼に守られ 眠る
     
     幼き日の
     夢は 今も
     
     
     
     
     
     _______________________________
     
     
     
     未来から
     
     
     
     
     星空に浮かぶ
     月の光を
     みつめるたびに
     遠い日の
     君に
     語りかけるよ
     
     ねえ 君は
     その時の中で
     とても迷っているね
     だけど信じて
     ここから呼び続けているよ
     君のこと
     
     惑わされても
     痛みを覚えても
     ここまで辿り着いておいで
     
     生きることで知る
     すべてを
     両手に抱えて
     ここまで辿り着いておいで
     
     きっと 笑っている
     もっと その先の君は
     きっと 笑っているから
     
     そう 泣きたいときは
     いっぱい泣いてもいいんだよ
     
     
     
     


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