鏡の静夜 夜の道を歩く 今宵は月が冴えまする 冷たい風は頬に凍みるけど 透き通る闇は 気持ちまで透き通らせるようで 星々の幻想の詩が 聞こえてきそう 地球をくるむ薄い大気の層を透かして 夜空の雲は淡い霧みたい 天を横切る不思議な生き物みたい 白日は高く感じる空も低い天井なのかと 点よりも小さな自分を思う こんな小さな生き物の眼からは 限りある距離しか見ることできないのだけど 透き通る闇は 心の奥に果てしない無限を映すようで _________________________________
ハーフムーン 雨の日が 続いていた とても久しぶりに 夜色に染まる空を見上げる 二分の一の月の光が眼に飛び込んで 半分の輝きに 嬉しさを感じ 半分の暗がりに 不安を覚えた なぜか胸を締め付けられるような 月よ なにを語りたいの 月よ なにを教えたいの もう半分の光 海に落としてきたのか 雨の匂いが残る街に 今はただ 佇むばかり 時が明けたら 探しに行こう もう半分の光の行方
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