宇宙船地球号 太陽系のシールドに包まれた 有機体の宇宙船 小さな地球が見えてくる この小さな船は天の川銀河の大船団にあって 宇宙の大海原を旅している その小さな船に私たちは乗っている 船の様相は時々変わる 乗組員もそれにあわせて姿も種族も変わる その中の人類 たったひとりの大地の母から 惑星全土に広がっていったという私たち 地球は小さいけど 風土は多種多様に満ちている その多種多様な環境にあわせて 私たちはそれぞれの場で暮らしやすいように ほんの少しづつ姿を変えた それぞれの考え方が生まれ それぞれの文化が育まれ それはそれぞれの生きるための知恵であり 素晴らしいことだと思う 本来なら分かち合う知恵 でもいつしか見えない壁になってしまったのはなぜ 船の資源は限られている 知能という羅針盤を得た乗組員 でも今その優勢である人類は 地上で力の鬩ぎあいに資源は使いたい放題 そろそろ大人の心を持って歩み合い 他の乗組員のことも考え 長旅に備えないと 地球はゴースト船になってしまいそうだよ 時代の横の繋がり縦の繋がり 共に生きるすべてを合わせ この小さな宇宙船の乗組員 銀河の大船団はどこへ向っているのだろう 漂い浮遊しているみたいだけど さらに広大な船団とともに 未知なる大海原を航海しているのかもしれないね いつしかこの船の乗組員である地球の生命が この大航海の向う先を知ることができるように続いて欲しい せめて宇宙船上は安全地帯に保ちあいながら 大海原の艱難辛苦を乗り越えて……
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