〜設定裏話〜
『物語の構想』 みなさんもそうだと思いますが、最初に物語全体の構想を組み立てて、細かい設定や話の流れを決めて、キャラクターを設定し、そして、書きなが細部に肉付けすると言った経緯で書き進めている感じです。
この「NEW WORLD」というお話の原点は、実は三つの別々のストーリーでした。 全部SFの構想だったんですが、なんとも上手く行かず、それを全部一緒にすることで、こんな感じにまとまった訳です。 最初に考えた三つの話の名残はかなり残してあって、一番色濃く出ているのが「ギャラクシアン・バート商会」です(笑) 単品でも十分話が作れそうな感が否めないのは、そのせいかと思われます。 「NW」の総体テーマは「生命」ですが、楽章ごとに、細かいテーマを決めて書いてる感じです。 「第一序曲」から「交響曲第三楽章」までの総文字数は87万1,705文字に達しました。 此処までで、物語全体の三分の一ちょっと、「交響曲第四楽章、第五楽章」が終了して、 やっと半分と言ったところです。 最終楽章までには、キャラクター達ももう少し年齢を重ねることでしょう。 ソロモンはあのままですがね(笑) 基本的に主体主人公はハルカくんなんですが、元から、彼だけに的を絞って話を展開させようとは考えていなかったので、複数主人公形式を取ってます。 章によっては、ソロモンが主人公にも見える時もあれば、リョータロウが主人公のようにも見える時もある、そんな物語形態をとってます。
『キャラクターの名前の由来』
【ハルカ】 本名はハルカ・アダミアン。ミドルネームはありません。 ハルカは“遥”です。この名前は、当初構想していた三つのストーリーの名残です(笑) 遥か遠い場所を見つめる、といった感じのイメージでこの名前になりました。 ユニセックス的な名前にしたかったので。 アダミアンは、実際にある姓かどうかわかりません。“アダムの者”というような意味合いにしたかったので、姓はアダミアンになりました。
【ソロモン】 本名は、レムリアス・ソロモンです。ミドルネームはありません。 もうお気づきの方は多いと思いますが、“ソロモン”とは、旧約聖書に登場する古代イスラエルの王の名前です。知恵の王と呼ばれています。その王様から頂きました。 高知能という設定なので、正にばっちりかなと・・・・ファーストネームは、史実ではまだ解明されてないようですが、ソロモン王の別名とされるレムレス(だったかな?)をもじるような形でつけました。
【リョータロウ】 本名は、真木 陵太郎です。最初にキャラ設定をした時に、このキャラは完全な日本人にしようと思っていたので、どうせなら、思い切り和名がいいだろうと思い、新之助だの信一郎だの色々考えたんですが(笑)。「りょうたろう」が、一番響きが良いように思えたので、この名前になりました。 文中は常にリョータロウと記載していますが、実際は陵太郎です。 姓である真木は・・・・サッカー選手の「巻」選手から頂きました(笑) あの方も思い切り和テイストなファーストネームですしね(大笑)
【ガブリエラ】 本名は、ガブリエラ・ルシール・ワーズロック。マギー夫妻の養女にもなっているので、姓をマギーと記載した時もありましが、実際はワーズロックです。 キャラ設定を考えた時、天使のような女の子をイメージしていたので、そんなような名前がいいなと思った時、ふと、ホストシスターだったドイツ人女性の名前が思い浮かび、それをそのまま頂きました(笑) 芸名である「アンジェリカ」は、まさに天使そのものを差す名前ですが、当初は、「アンジェリク」にしようと思っていたんです・・・・ですが。 アンジェリクにすると・・・・どうしても、某有名恋愛シュミレーションゲームを思い浮かべてしまうので、「ク」ではなく「カ」にしました。あまり変わりないですがね(爆)
【ショーイ】 本名はショーイ・アレクシス・オルニー。彼の名前もまた、原点ストーリーの名残をそのまま残しています。原点の段階では、「ショーン」にしようとも考えたんですが、ちょっと普通過ぎるかなとも思い、ショーイという名前に変更した訳です。 原点時代から、女王様キャラというか、王様キャラというか、そういう設定だったので、それがまんま「NW」に引き継がれています。
【トーマ】 本名は、トーマ・クラレンス・ワーズロック。実は、トーマは「冬馬」なんです。裏設定に思い切り書き忘れたんですが(忘れるなよ)、トーマの母上は日本人ハーフ(名前はミサキ・コールマン、かなりの美女であった)なので、つまりトーマは、クオーターってやつなんですね。なので、和名な訳です。彼の名前もまた原点ストーリーの名前をそのまま受け継いだ感じです。トーマという響きがカッコよかったので、こうつけました。
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