* トーマをゲストルームまで送り届けた時、彼は、「俺にも、可愛いオペレーターの女の子を付き添わせてくださいよ」と、そんな軽口を叩いていた。 いつものトーマらしくなったその言動に、幾ばくかの安堵を覚えながら、ソロモンは、愉快そうに笑って「悪いが、まだ皆忙しくてな」と返し、ブリッジに戻ったのである。 セラフィムのコントロールブリッジは、まだ稼動している。 オペレーター達の仕事は、まだ続いているのだ。 艦長席に腰を下ろし、眼前のモニターに上がってくる、詳細な戦闘データをまとめながら、ソロモンは、ふと、コンソールパネルを叩く手を止めて、ブリッジの風防越しに見えるアルキメデスの星空にその紅の瞳を向けたのである。 今回の戦闘で、アルキメデスに降下してきたトライトニアのアーマード・バトラーは五機。 そのうちの3機は撃墜。 残りの2機は、成層圏を抜けて宇宙空間に消えていった。 撃墜した3機のうちの一機、『グィネビア』と名付けられた機体は、味方であるはずのアーマード・バトラー『オーディン』によって撃たれた。 そして、ツァーデ小隊の精鋭リョータロウ・マキによって撃墜された『オーディン』の残骸の中に、それを操縦していただろうタイプΦヴァルキリーの姿は、何故か見当たらなかった。 形の良い眉を眉間に寄せ、肘掛に頬杖を付いて何かを考えこんだ時、ふと、ソロモンの視界に、艦長席への階段を昇ってくる、美しい女性の姿が飛び込んできたのである。 一歩を踏み出すごとに、緩やかに揺れるサファイアブルーの長い髪。 彫像のように美しく、そしてしなやかな造形を持つすらりとした肢体。 揺れる前髪の下から覗く二つの瞳もまた、綺麗なサファイアブルーであった。 清楚でたおやかな、月の光の如き美貌をもつその女性は、他でもない、トライトニアを裏切り、ハルカ・アダミアンのナニーとしてセラフィム乗船しているタイプΦヴァルキリー、イルヴァであったのである。 戦闘中、ずっと、ヒルダ・ノルドハイム博士の元で、シークレットデータの解析を実行されていた彼女は、つい、数時間前に目覚め、そのまま、他の船員たちと共に、撃墜されたアーマード・バトラーの探査作業に出ていたのだった。 イルヴァは、静かに艦長席の傍らに歩み寄ると、穏やかな笑顔でソロモンを見つめ、その綺麗な唇を開いたのである。 「作業は全て終了しました、全員、帰艦しています」 ソロモンは、紅の瞳をイルヴァに向け、いつものように柔和に口元を綻ばせると、長い足を組みながら言うのだった。 「ありがとう、イルヴァ。君には、少し無理をさせ過ぎてるな」 「いえ、私は大丈夫です」 「それで、『オーディン』のパイロットは見つかったのか?」 「07のエネルギー反応は、既にこの都市から消えています・・・しかし、破壊はされていないでしょう。彼の体は、私たちよりも強固に作られていますから。恐らく彼は、もう、アルキメデスにはいないと思います」 確信を持ってそう言ったイルヴァを、ふと、怪訝そうな表情で見つめ返して、ソロモンは、静かな口調で問いかける。 「何故、そう思うんだ?」 イルヴァは、その秀麗な顔を僅かばかり厳しく歪めると、落着き払った口調で答えていうのだった。 「アーマード・バトラーが地上戦闘に臨む時には、必ず、監視者も同行しています。戦闘データを収集して、不備を発見したら、そこに改良を加えるためです。大体は、戦闘区域から遠い場所で各機をモニターしています。恐らく、07は、監視者のシャトルに収容されたのではないでしょうか?」 「・・・・・・なるほど」 やけに納得したように頷いて、片手を端整な顎にあてがうと、ソロモンは、広い肩でふっと小さく息を吐いた。 軍事技術を向上させんと躍起になっているトライトニアなら、そんなモニターシステムがあってもおかしくはない。 トライトニアと言う惑星国家は野心にたけている分、本当に厄介だと、ソロモンは思う。 イルヴァが持っていた、NW―遺伝子の解析データ次第では、やはり、トライトニアへの総攻撃体制を整えなければならないかもしれない。 ガーディアンエンジェルは、決して好戦的な組織ではないが、その重要機密事項を強奪しようと試みる国家に対しては容赦しない。 それが例え、惑星連合AUOLPの常任理事国だとしてもだ。 総攻撃をかけるという事は、こちらも多大な犠牲を払う事になるということだ、ガーディアンエンジェルの元老院も、なるべくなら、それは避けたいところだろう。 トライトニアは、一体、どのぐらいまでNW−遺伝子を解析したのか・・・それは、ノルドハイム博士からの報告を待つしかない。 いつになく険しく歪んだソロモンの優美な顔を、不思議そうに覗きこんでいたイルヴァが、不意に、そのしなやかな指先で、彼の頬にかかる銀色の長い髪を払い退けたのだった。 そんなイルヴァの仕草に、ソロモンは、僅かばかり驚いた様子で振り返る。 その視界の中で、彼女は、ひどく穏やかに微笑していた。 「そんなに怖い顔をすると、本当に“ハデスの番人”になってしまいますよ?」 「・・・・・・・」 全く悪気の無いイルヴァの言葉に、なにやら困ったように眉根を寄せると、ソロモンは苦笑して、ため息混じりに答えて言うのである。 「気を付けるよ」 イルヴァは、可笑しそうにくすくすと笑って、頬杖をつきながら渋い顔つきで笑うソロモンを、真っ直ぐに見つめすえたのだった。 そして、ミニスカートのポケットから何かを取り出すと、それをソロモンの目の前に差し出しながら、徐に、その艶やかな唇を開くのである。 「レムリアス、これを、マキ少尉に渡しておいてもらえませんか?」 イルヴァの掌に乗せられているのは、ルビーのようにきらきらと輝く、爪の先程度の小さな破片であった。 ソロモンは、それを不思議そうに覗きこみながら、小さく首を傾げると、怪訝そうな声色で問い返すのである。 「これは、グラスファイバーか?どうして、リョータロウに?」 イルヴァは、少しだけ切なそうに微笑して、言葉を続けた。 「『グィネビア』の撃墜ポイントで見つけました。それは・・・・・011の頭髪です。 私たちの髪は、特殊グラスファイバーで作られています。高エネルギービームで溶解した彼女の髪が、たったこれだけ、残っていました・・・・・・011は、本当に、マキ少尉と、この船に来たかったのだと思います・・・・だから、07を・・・『オーディン』を攻撃した」 「・・・・・・・・」 「私には、そうまでしてマキ少尉を守りたかった011の気持ちが、よくわかります」 「君も・・・・それと同じ気持ちで、ハルカの傍にいるからな」 月の光のような美貌を持つイルヴァを仰ぎながら、ソロモンは、軽く微笑してそう言うと、彼女の掌から、ルビーのように輝くグラスファイバーの破片を受け取ったのである。 イルヴァは、サファイアの色をした艶やかな髪を微かに揺らし、もう一度たおやかに微笑すると、更に言葉を続けたのである。 「レムリアス、貴方は言っていましたね?マキ少尉も、私たちヴァルキリーを人間としてみていると・・・・・011は、きっと、マキ少尉に『名前』を貰えて嬉しかったのだと思います。私も、貴方に名前を貰った時、とても嬉しかった・・・・だからそれは、マキ少尉に持っていてもらいたいのです・・・・彼女の愛情の証として」 イルヴァの言葉を感慨深く聞きながら、ソロモンは、自らの掌できらきらと輝く赤い破片を切な気な視線で見つめすえ、「わかった、渡しておこうと」と、静かに答えたのである。
* セラフィムの艦内は怪我人の手当てのため、未だせわしなく動いている。 その喧騒が遮られた射撃練習場に、甲高い破裂音が響き渡った。 虚空を二分する弾丸の軌跡は、ターゲットの端を掠め、後方の防弾壁に当って力なく床の上へと転がった。 立ち込める硝煙の中で苦々しく眉間を寄せ、ツァーデ小隊の若きパイロット、リョータロウ・マキは、銃にマガジンを装填し直したのである。 彼の他に、そこには誰もいない。 防音ヘッドフォンを当てた聴覚に聞こえる声もなく、勿論、珍しくターゲット外した彼をからかう者もいない。 昼間の戦闘で起こったレッドアウトのせいで、リョータロウの視力は、今、一時的に低下している。 二、三日すれば、また元の視力まで回復するだろうと、セラフィムに常駐している医師の一人、エド・ファーマーは言っていた。 身体の怪我など、さして気にもしていない。 結局は、自分の招いた単純な操縦ミスだ。 だが。 リョータロウの気持ちは晴れない。 凛とした眉を眉間に寄せて、鋭い表情で、リョータロウは銃を構える。 低下した視力では、ターゲットをまともに撃ち抜けないことぐらい判っている、だがそれでも、此処でこうして銃を撃つぐらいしか、この気持ちを晴らすための手立てがないのだ。 そんな彼の脳裏を、美麗であどけなく、それでいて妖艶だった、あのセクサノイドの笑顔が過ぎっていく。 何故、守ってやることが出来なかったのだろう・・・ 何故、彼女の望んだ通り、この船に乗せてやることができなかったのだろう・・・ 何故・・・ 怒りにも似た悔しさと、無力であった自分に対する憤りがこみ上げてくる。 ずっと、守っている気になっていた。 セラフィムのことも、そして、彼女のことも。 しかし、結局は、たった一人の女性すら、守ることができなかったのだ。 それどころか、彼女は、撃墜される寸前だったリョータロウを、味方に撃たれる事を知りながら守り抜いた。 そんな自分が、果たして、これから、この巨大な船を守っていけるのだろうか・・・ 漠然とした不安が、苛立つ心を鋭い痛みで締めつける。 悔しさと憤りが、悲しみに変わっていく。 余計な音など聞こえないはずの彼の耳に、彼女の・・・『メイヤ』と名付けた、あの美麗なタイプΦヴァルキリーの甘い声が、幾重にも反響し響いてくる。 「リョータロウ・・・・」と。 その瞼の裏で、ルビー色の綺麗な瞳であどけなく笑い、真っ直ぐに彼を見つめていた。 人間と同じ体温を持つしなやかな体も、無邪気に彼に接吻(くちづけ)たあのふくよかな唇も、あどけない笑顔も、その全ては、一瞬で消えた。 彼女に触れることは、もはや叶わない。 それは、人間でいう『死』と同じだ。 ぎりりと奥歯を噛締めて、鮮烈な哀しみと苛立ちを宿す黒曜石の瞳が、眼前のターゲットを睨むように見つめすえる。 構えた銃の引き金を、正に、引こうとしたその瞬間だった。 不意に、リョータロウの耳にあてがわれていた防音ヘッドフォンが、第三者の手によって無造作に外されたのである。 リョータロウは、ブルーシルバーの軍服の肩を揺らし、驚いたように背後を振り返った。 「おまえには二、三日の休養が必要だと、俺は、そう報告を受けているぞ、リョータロウ?」 そこに立っていたのは、輝くような銀色の髪を広い胸元で揺らす、すらりとした長身の優美な青年であった。 もう見慣れた微笑を端整な唇に刻みながら、美しい紅の瞳で、真っ直ぐにリョータロウを見つめているその青年は、他でもない、この宇宙戦闘空母セラフィムの艦長、レムリアス・ソロモンだったのである。 リョータロウは、いけ好かぬ上官の優美な顔を見つめたまま、構えた銃を静かに下ろすのだった。 「ソロモン・・・・」 「メディカルセクションに問い合わせたら、医務室にはいないと聞いてな・・・おまえのことだ、きっと此処にいると思ったよ」 リョータロウは、ソロモンの眼差しからその黒曜石の瞳を逸らし、苛立ったような顔つきで、磨かれた床に映る自分を睨みすえたのである。 「何の用だよ・・・・・別に俺の居所なんか探さなくても、あんたには、他にやることあるだろ」 相変わらずぶっきらぼうな口調でそんな台詞を吐くと、リョータロウは、銃にセーフティロックをかけ、それを腰のホルスターに納めたのだった。 表面上はいつもと変わらないリョータロウの横顔を、やけに穏やかな視線で見つめたまま、ソロモンは、軍服のポケットに入れていた片手を、そんな彼の眼前に差し出したのである。 「おまえに用事があったから、探してたんだよ」 柔和な口調でそう言ったソロモンの掌に、ルビーのようにキラキラと輝く、爪の先ほどの小さな破片が乗っている。 リョータロウは、訝しそうに眉を寄せて、しかめ面のままソロモンの温和な顔を顧みた。 「・・・・なんだよ、これ?」 「イルヴァが、おまえに渡して欲しいと、そう言って俺のところに持ってきた」 「だから、なんだよ、これは?」 「頭髪、だそうだ・・・・『グィネビア』のパイロットの」 「!?」 茶色に染めた髪の下で、驚愕に大きく両眼を見開いたリョータロウに、ソロモンは、もう一度穏やかに笑って見せると、落着き払った口調で言葉を続けるのだった。 「イルヴァが言うには・・・これは、おまえが救おうとした・・・おまえが『メイヤ』と名前をつけたあのヴァルキリーの『愛情の証』だそうだ・・・」 「なんだよそれ・・・・っ」 悔しそうに奥歯を噛締めて、搾り出すような声でそう言ったリョータロウの拳が、防音壁を思い切り叩いた。 そして、何を思ったか、いきなりソロモンの胸倉を掴み上げると、鮮烈な哀しみと悔恨が滲み出る黒曜石の瞳で、さして驚きもしないソロモンを真っ向から睨みつけたのである。 「ふざけるな!何が『愛情の証』だ!!俺は・・・・俺はあいつを守ってやれなかった!!救ってやることも!!セラフィムに連れてくることもできなかった!!何もしてやれなかった!!何もできなかったんだ!!それなのに・・・それなのに何で・・・・っ」 噛付くような激しい口調でそう言ったリョータロウが、一瞬、その言葉を止める。 ソロモンの胸倉を掴み上げたまま、哀しみと悔恨を湛える黒曜石の瞳を再び床に向け、リョータロウは、否応無しに震える声で言葉を続けた。 「何もしてやれなかった・・・・・何も、してやれなかったんだよ・・・・俺は、何も・・・何もっ!!」 小刻みに震えるリョータロウの背中を、落着き払った表情で見つめながら、ソロモンは、いつも通り、穏やかで冷静な声色で言うのである。 「本当にそうなのか?おまえは、本当に、彼女に何もしてやれなかったのか・・・・?」 その問い掛けに、リョータロウは何も答えない。 ただ、震える手でソロモンの軍服の胸を掴んだまま、うつむいて奥歯を噛締めるだけだった。 ソロモンは言う。 「俺はそうは思わない・・・・少なくともおまえは、精一杯、やれることはやったはずだ。 おまえは、戦闘用セクサノイドであるタイプΦヴァルキリーに、『愛情』という感情を与えた。戦闘用のままでは感じることの出来なかった『幸福感』を、彼女にもたらした」 「だからなんだって言うんだよ!?結局、あいつは今此処にいない!!あいつは『死んだ』んだ!!俺のせいで・・・・俺が守ってやれなかったせいで・・・・あいつはもういなくなった!!あいつは、セラフィムに来たいと言った!馬鹿みたいに素直に笑って、俺に付いてくるって・・・だけど、俺は、あいつを連れて来てやることが出来なかった・・・・っ!! 出来なかったんだ!!」 うつむいたままそう叫んだリョータロウの右手を、静かにソロモンが掴む。 そして、甲に血が滲むその手に、ルビーのようにキラキラと輝く、あのグラスファイバーの破片を握らせたのである。 リョータロウは、うつむいたままびくりと肩を揺らした。 そんな彼の背中に大きな掌を置きながら、ソロモンは、穏やかな口調で更に言うのだった。 「結果的には、そうなったかもしれない。だが、彼女を救おうとしたおまえの気持ちは、決して無駄じゃなかった」 柔和に、そして優しく紡がれたソロモンの言葉が、頑なに自分を責めるリョータロウの心に、そっと穏やかに染み込んでいく。 その脳裏に、「すごく、好き・・・」と甘く囁いて、くったくなくあどけなく笑ったメイヤの姿が過ぎっていった。 リョータロウは、右掌に居る『メイヤ』を、ぎゅっと強く握り締めると、震えながら掠れる声で、まるで、独り言のように呟くのである。 「どうしてあんたは・・・・いつもそうなんだよ・・・っ、何でも、知ってるようなこと言いやがって・・・・っ」 端整な唇を柔らかくもたげ、ソロモンは、小さな子供を宥めるように、リョータロウの肩を両腕で抱き寄せたのだった。 「・・・・・久しぶりに、泣いてみるか?リョータロウ?」 父のような、兄のような大きくて暖かな手が、7年前と同じように、そっと、震える背中を撫でていた。 「ふざけるな、もうガキじゃない・・・・っ」 だが、そう答えたリョータロウの言葉は、既に言葉にはなっておらず、ソロモンの肩に、包帯の巻かれた額を押し付けたまま、抵抗もしない。 否応無しに体が震える。 うつむいた頬を伝う涙が、その顎を伝って床の上に零れ落ちて音もなく弾け飛んだ。 その手の中に、ルビーのようにキラキラと輝く、星屑の涙にも似た綺麗な『メイヤ』を握り締めたまま、リョータロウは、ひたすら声を押し殺す。 7年前、まだ12歳だったリョータロウは、子供とは思えない程ぎらついた、鋭く激しい眼差しをしていた。 それは、心に傷を持つ者しか持ちえない、余りにも哀しい眼差しだった。 事在るごとに、ケルヴィムの船員達にも、そしてソロモンにも、猛犬の如き激しさで反抗する、実に手のかかる、凶暴と言っても過言ではない少年だった。 惑星ジルーレの少年兵だったリョータロウには、大人顔負けの戦闘知識があった、だからこそ、ケルヴィムの船員達は尚のこと彼に手を焼いていた。 だが、ソロモンは、激務の合間を縫って、そんなリョータロウと真っ向から向き合った。 救助惑星エルメにケルヴィムが着艦した時、リョータロウは、『俺を・・・あんたの船に乗せてくれ』とソロモンに言った。 あの時の彼も、こんな風にうつむいたまま、肩を震わせ声を押し殺して泣いていた。 素直じゃないところは、19歳になった今も、なんら変わってはいない。 恐らくリョータロウは、今、激しい自責に駆られているのだろう。 きっとその心は、深く傷ついているだろう。 それでも。 この苦い経験は、彼をまた一回り成長させるはずだ。 ソロモンは、穏やかな眼差しのまま、7年前のあの時のより、随分とたくましくなったリョータロウの背中を撫でながら、静かにその瞳を閉じたのだった。
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