ようやく4週間の恋物語が実ったようです。 正直、隠れたメッセージやコーナーの存続については最後まで悩みました。 伏線としてフェアなのか、「多数決の恋愛」はどうなのか、物語としてコーナーの存在意義をどうするのか・・・ いろいろな意見が聞くことができたら、と思います。
今回の物語はラジオが中心になっています。 僕自身、そこそこラジオを聴くのですが、 実は一番バランスのとれたメディアではないか、と思っています。 作中でも瑞希や手塚が述べていますが、 リスナーとパーソナリティーの程よい距離感や双方向性が魅力だと感じています。 テレビほど一方的でなく、ネットほどごちゃごちゃしていなく。 様々な意見を集約して伝えるというラジオこそが、今一番魅力あるメディアな気がします。
そんなラジオを舞台とし、パーソナリティーを主人公に置いて、 見えないリスナーとのやりとりのつもりが、実は自分に関わっていて・・・ ラジオという特性を活かして、何か意外性のあるストーリーができないか、という発想から生まれた物語です。 ところが大まかな設定が出来上がって、さて書こうかとしたときに、 「あれ、これって『電車男』じゃね?」と思ってしまい(汗 誰かに「パクリだ!」と突っ込まれたらどうしようかとも考えていたのですが、 それならいっそのこと作品の中に組み込んでしまおう、と開き直った次第です。 つまりこの物語は「電車男」で、もしエルメスが最初っから掲示板を見ていたらどう思うか、 そういう側面も含めて(含めてしまった?)作品となっています。
みなさんはどう思ったでしょうか。 感想、意見、批評ありましたらお願いします。
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