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作品名:
前世は巡遊伶人だった
作者:
カエル
第1回
桜とベートーベン
ベートーベンを聴きながら
桜の木を下から見上げたら
めまいがした
6年前の桜と今年の桜と何がちがうのだろう
雲泥と晴天
北のほうと西のほう
孤独とひとり
便利な女と不妊の女
オアシスとベートーベン
桜の屋根と川辺の桜
桜は毎年変わらず
同じ場所で咲いて
誰が見ようと見まいと
満開で綺麗で静かで
そしてただ散っていく
その不変性にお願いが・・・
どこかで桜を見上げているあの人に
「友情は人生の落日の時まで」と
伝えてください
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